カンボジアの教科書

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私がカンボジアに何度も行くようになったきっかけ

こんにちは、としです。今回は私がなぜカンボジアに何度も行くのかについて書きたいと思います。というのも、私はこれまでにカンボジアを7度訪れており、2019年4月からは大学を休学してカンボジアに長期滞在することも決まっています。初めて海外に行ったのが約2年半前なのでかなりの頻度ですよね。

 

私がカンボジアを訪れるようになったきっかけ、それは大学1回生の頃から昨年末までカンボジア支援団体に所属していたことです。その団体の名前は「国際協力団体IROHA」です。私は2017年の冬から引退する昨年末まで9代目IROHAの総代表として活動をしていました。ちなみに私はすでに引退した身ではありますが、先日も後輩たちと一緒にIROHAスクールを訪問しました。今回はそこで感じたことも含めて、IROHAについて書きたいと思います。

 

 

IROHAとは

IROHAを簡単に説明すると、2010年にカンボジアのストゥントレン州オースヴァイ村に中学校「IROHAスクール」を建設し、その学校へ継続支援を行うために設立された団体です。ちなみに団体としては今年で10年目を迎えます。

 

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IROHAスクール壁面

 

理念と進学率

IROHAは理念として以下の3つのことを掲げています。

①教育に恵まれないカンボジアの子供たちの可能性を広げる継続した教育支援を行う

②私たちの活動を多くの人に伝える

③活動を通して私たち自身が心豊かな人間に成長する

 

しかし可能性を広げると言っても曖昧です。そこでIROHAでは高校への進学率に注目した活動を行っています。みなさんも思い返せば 小学校から中学校へ、中学校から高校へ進学するたびに新しい友達ができ、知らないことを知り、自分の可能性が広がった経験はありませんか?IROHAではIROHAスクールからひとりでも多くの生徒が高校へ進学できるようなアプローチを心がけています。

 

 

団体の設立経緯

IROHAの創設者の方はとてもアクティブな方で、当時東南アジアをバックパックひとつで周っていたそうです。そこで訪れた国のうちの1つがカンボジアでした。そこでカンボジアの教育が整っていないことを目の当たりにし、友人と学校を建設することを決めたそうです。それが上述のIROHAスクールです。しかしいざ学校建設をすることが決まった時に創設者の方は、

 

仮に建物だけを造っても、中身が伴っていないと学校として機能しない可能性がある。

 

と考え、中身にあたる部分の支援を行うためにIROHAを設立しました。現在カンボジアでは、学校はあるのに先生がいない などの理由で機能していない学校がたくさんあると言われています。そのことを考えるとIROHAの創設者の方はすごく先見の明がある方だなぁと感心させられますね。

 

 

活動内容

すべてのプロジェクトに言えることですが、IROHAが大切にしていることは生徒自身に

 

高校へ進学して学びたい

 

と思ってもらうことです。日本人が生徒にお金をドーンと配って、

「これで高校へ行ってこーい!」

なんて言っても、生徒自身が学びたいと思っていないと意味がないですよね。それで意味のある学びをできると思いませんし、、、。大切なことは、生徒自身が学びたいと思い、夢の実現のために高校へ行くことです。

 

そのための代表的なプロジェクト2つを紹介します。

 

①夢プロジェクト

このプロジェクトはいわゆる職業体験を行うことで生徒の可能性を拡げることを目的としたプロジェクトです。数年前にIROHAスクールの生徒約30人に将来の夢を聞いたところ、

 

先生・医者・警察・農家・裁縫

 

の5つしか出てこなかったそうです。このことから当時のIROHAメンバーはそもそも知っている職業が少ないのではないかと考え、村から少し離れた街まで生徒を連れて行き、職業体験を行うようになりました。職業体験先は消防署や看護学校、レストラン、ホテル、教育省、市役所、自動車整備工場など多岐に渡ります。

 

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消防服を着る体験をする生徒

 

このプロジェクトが発足して約5年が経過しましたが、実際にヒアリング調査をすると生徒の夢の幅がどんどん広がっていることを実感します。数年前まで5つしか夢が出てこなかったのに、今では生徒からもっと多くの夢を聞けるようになりました。

 

またこの活動は現地でも評価され、先日行われた職業体験の際にはストゥントレン州の市役所から補助金(40万リエル)を頂きました。

 

②PCプロジェクト

このプロジェクトは約3年前に発足したプロジェクトで、IROHAスクールの先生・生徒から強い要望があり発足したプロジェクトです。カンボジアではいい職業に就くにはパソコンのスキルと英語のスキルが必須だと言われています。生徒の可能性を狭めないためにもIROHAはパソコンの支援に力を入れています。

 

具体的には2016年にデスクトップパソコンを1台寄贈しました。しかしIROHAスクールの生徒は約100人です。当時、生徒ひとりにつき1週間に約4分間しかパソコンに触れることができない状況で、いつ見てもタイピング練習をしていました。先生は、

 

「WordやExcelを教えたくてもタイピングができないからどうしようもない」

 

と嘆いていました。

そこで2018年にあるリユースを促す団体の協力を得て11台のノートパソコンを寄贈することができました。パソコンとしては2007年発売のもので十分に動くのか心配でした。

 

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寄贈したノートパソコンで学習する生徒

 

しかし先日IROHAスクールを訪れると驚くべく変化が!!

それはそのパソコンを使って生徒たちがただのタイピング練習ではなくWordで文章を入力していたのです。それを見た時、私も本当に嬉しい気持ちになりました。

 

実はカンボジアの農村部の中学校でパソコンがある学校はかなり珍しいのです。そのためこのスキルは将来彼らの役に立つと確信しています。

 

 

いかがでしたか?この団体が私のカンボジアに興味を持ったきっかけです。私にとってIROHAがそうであったように、私のブログが読んでくださる方たちのカンボジアに興味を持つきっかけになればいいなと思います。

 

今回は私がカンボジアに興味を持つきっかけとなった「国際協力団体IROHA」についての記事でした。

 

国際協力団体IROHAホームページ

IROHAのリンクを貼っておきます。興味があればぜひ見てみてください。

 
2019/3/11
河合俊尚